ヘナ（ヘンナ）は、インド、北アフリカなどの乾燥した地域に育つ、ミソハギ科の植物で
学名はLawsonia inermisといいます。
日本では「指甲花（シコウカ）」または「ツマクレナイノキ」と呼ばれてきた植物です。
インドでは古来から薬草として親しまれて、
アーユルヴェーダ（伝承医学）の代表的なハーブとされてきました。

ヘナは植物性で体にやさしく髪を染めることができます。
ヘナに含まれる「ローソニアルバ」という成分は赤色酵素色素で
髪のキューティクルのすき間から浸透し、
毛髪の９７％を構成するケラチンというタンパク質（毛皮質）にアメ状に絡みつきます。

そしてヘナ本来持っている薬草の効力により、タンパク質の補修や保湿も行い、
皮膚の汚れも殺菌し、ツヤやコシ、ハリを持たせながら髪を染めます。

ヘナのみだと白髪は赤橙色にしか染まりませんが、
藍色の色素をもつインディゴ（ナンバンアイ葉）などを加えることで色素が重なり、
濃いブラウンに染まるようになります。

そしてヘナは、ケミカルカラーと違って髪の毛の色素を破壊することがないため、
髪の毛を傷める心配がありません。

当店のヘナブラウンは、土を耕すところから考えた最高品質のオーガニックヘナで
色素を破壊することがない天然100％です。
ヘナマイスターによる黄金比率で調合した
インディゴなど数種類のハーブをミックスしたブラウンを提供させていただいているため
通常３日で発色が、1日で濃く染め上げることができます。

ヘナには、他にも自然のめぐみがもたらす素晴らしい効果があります。

アーユルヴェーダ（伝承医学）では薬草として伝えられてきたハーブなので、
クレオパトラが使っていたという逸話もあるほど、昔から女性とゆかりのある植物です。

ヘナの色素成分である「ローソニアルバ」は、
肝臓の働きをサポートしてくれる効果があるため
ストレスや毒素を排出するデトックス力を持っています。

ヘナを使ったヘアパック中は、気分が落ち着いて眠くもなります。
それはヘナを使うことで血圧が下がり、副交感神経が優位になって心身共にリラックスする効果があるからです。
疲れたときのセルフケア方法として使えば、心身の健康を維持し続けられるかもしれません。

ヘナに含まれる「ナフトキン」という成分も女性ホルモンのバランスを正常に戻す成分があるとされます。
ヘナで頭皮をのんびりマッサージすることで、PMS（月経前症候群）や生理不順などの症状が緩和される効果があるからです。

このように様々な効果効能があるヘナは
最近とても人気がでています。